パネルディスカッション

グループ経営の未来
提供会社:

大和ハウス工業株式会社
代表取締役専務執行役員CFO

香曽我部 武 氏

日清紡ホールディングス株式会社
代表取締役専務執行役員

村上 雅洋 氏

PwCアドバイザリー合同会社
M&Aアドバイザリー パートナー

福谷 尚久 氏

首都大学東京大学院
社会科学研究科経営学専攻 教授

松田 千恵子 氏

株式会社アバント
代表取締役社長 グループCEO

森川 徹治

グループ経営における課題

本講演では「M&A」と「CFO組織のあり方」という2つのテーマについてパネルディスカッションを行いました。

最初に松田千恵子様(首都大学東京大学院 社会科学研究科経営学専攻 教授)から「グループ経営における課題」という問題提起が行われ、その中ではグローバル、グループ、ガバナンスというキーワードで日本企業の現状を描写した後、意思決定システムを担う本社がまず変わらなければならないという提言と、そのために必要な「見極める力」「連ねる力」「束ねる力」という3つの力に触れられました。

グループ経営におけるM&Aの位置づけ

その後、「グループ経営におけるM&Aの位置づけ」をテーマとしたパネルディッスカッションに移り、村上雅洋様(日清紡ホールディングス株式会社 代表取締役専務執行役員)、香曽我部武様(大和ハウス工業株式会社 代表取締役専務執行役員CFO)からはM&Aの成功の秘訣や、ご自身の会社でのM&Aの歴史にも触れていただき、「M&Aの案件リストが届いたときに注意するべきポイント」や、「M&Aをする際に“これだけはしない”と決めていること」、「ホールディングス制はM&Aがしやすいか」等、M&A巧者の経営陣ならではの貴重なお話をいただきました。福谷尚久様(PwCアドバイザリー合同会社 M&Aアドバイザリー パートナー)からは「専門家から見たM&A巧者の共通点」や、「PMIを成功裏に進めるために必要な、売り手と買い手の関係性」等に言及いただきました。

弊社森川からも、自社で実施したM&A後を思い返し、「PMIを通じて初めて経営理念を整理した」というエピソードをご紹介しました。

経営におけるCFO組織のあり方

2つ目のテーマである「経営におけるCFO組織のあり方」では、松田様が日本CFO協会およびアバントグループと共同で実施した財務マネジメントサーベイの結果を呼び水にして、「大和ハウス工業の創業者が経理部門にどんな期待をしていたか」、「国内外におけるCFOの位置づけの違い」、「Devil’s Advocate(悪魔の代弁者)としてのCFO」、「CEOとCFOの関係性」、「CFOに求められる資質」、「CFOの育成方法」等、様々な角度から「あるべきCFO」についての議論を交わしました。

松田様からの「ようやく日本企業にもM&Aが経営戦略の一環として、CFOが本当のマネジメントとして息づき始めた。そんな、まさにグループ経営の未来を皆様にも感じていただけたのではないか」というお言葉で、パネルディスカッションを締めくくりました。